■地域に開かれた学校 (地域への活動)
介護は、特定の人の問題ではなく、子供から高齢者まで全ての人々が関係し、ひとりひとりが自分のこととして考えていかなければならないことではないでしょうか。そこで、本校では開校時から「地域に開かれた学校」ということをモットーとしてきました。
2つの取り組みについてご紹介しましょう。

 地域清掃
【学生の感想】
  • 普段通っている道でも、よく見るとゴミがたくさん落ちていてびっくりした。
  • 特にタバコの吸殻がたくさん落ちていたのでポイ捨てはやめて欲しい。
  • 歩きタバコが禁止されているのに、あんなに沢山吸殻が落ちているのはおかしいと思った。
  • なぜ学校周りにこんなにタバコのゴミが落ちているのだろうと思った。
  • タバコの吸殻がたくさんあり、ポイ捨てしている人の家の前に捨ててやりたい。
  • タバコの吸殻が主だった。幼稚園や高校の周辺地だということを1人1人がもっと自覚したほうがいい。
  • 1回ゴミを拾った場所なのに、帰りにまたゴミがあったことがショックだった。
  • ガムやお菓子の紙などがあり、自分も気をつけなくてはと思った。
  • 駅周辺では道路にもタバコの吸殻は多く落ちていたが、花壇などの植木のある所に色々なゴミが多くあったのが目立った。隠すようにゴミを捨てるのも堂々と捨てるのもやめて欲しい。
  • 今回も掃除をしていると、学校周辺に住む人に「ご苦労様」「ありがとう」と嬉しい言葉を頂いた。



 小学校の総合学習
近くの小学校から総合学習で「目の見えない方や車椅子を使用している方へのかかわり方について」の授業を依頼されました。在校生(2年生)が中心となり、授業計画を検討し、実施しました。学生達は休憩時間のレクリエーションも障害者の理解につながるようにと手話を取り入れ行いました。学内は、ひととき子供達の歓声と笑顔に包まれていました。
 地域住民の方への介護教室
毎年、夏季休暇中に開催しています。
取り上げる項目は、住民の方の要望をできるだけ取り入れ、食事介護・寝たままでのシーツ交換、入浴介護などを実施してきました。在校生が一生懸命お手伝いしていることも住民の方々から喜ばれています。

■ボランティア活動

東京聖星社会福祉専門学校には、年間を通じてたくさんのボランティア募集のお誘いがあります。特に、夏期休暇を利用して、特別養護老人ホームで行われる納涼祭ボランティアには、毎年たくさんの先輩たちが参加しています。

ボランティア活動の種類・・・
1.特別養護老人ホームで行われる各種行事
  納涼祭(夏祭り)・収穫祭(秋祭り)・バザー・ひなまつりなど
2.在宅で生活していらっしゃるさまざまな障害をお持ちの方の介護
3.さまざまな障害をお持ちの方の各種イベント
  スポーツ大会・旅行・お祭り・バザーなど
4.さまざまな社会福祉・介護福祉に関する研修・講演会のスタッフ

 体験談: 実際に在学生がボランティアに参加してみての体験談を紹介します。
 初ボランティア 1年  鶴飼 麗子
 私はこの夏休みに初めて特別養護老人ホームの納涼祭ボランティアに参加し、利用者の方の付き添いをしました。私は今まで利用者の方と実際に携わった事がなかったのでとても不安でした。利用者の方と戸惑いながらもお祭りに参加し、屋台で食べ物を買ったり、盆踊りの輪に入って踊ったり、御輿の担ぎ手に拍手を送りました。利用者の方がとても楽しんでいる様子を見て、このボランティアに参加してとても良かったと思いました。また、利用者の方に「ありがとう。」と言ってもらえた時、感激しました。 私はこのボランティアで初対面の利用者の方とコミュニケーションを図り、配慮していくことの難しさを学びました。これから始まる実習やボランティア活動等に活かしていきたいと思います。